排尿障害と年齢

年齢とともに体のいろいろなところが不調になります。これは人間の宿命と言ってもいいでしょう。もちろん、高齢でも健康な人はたくさんいます。しかし、年齢による衰えは避けられないのです。
年齢による排尿障害も少なくありません。頻尿や尿失禁は高齢者に多いのです。尿失禁の場合は多量の尿漏れではなく、少量の尿が下着を湿らすのです。尿特有の臭いがするため、尿失禁は男女問わず大きな悩みとなります。高齢者でも恥ずかしいことなのです。
病気ではない場合、膀胱括約筋のトレーニングによって改善することもありますが、高齢になるとそれも難しくなります。下着などに配慮することが当面の対応となるでしょう。痴ほう症を患った場合はおむつなどをしている場合がよくあります。体全体の神経の働きが衰えることによって、排尿の感覚が鈍るのです。膀胱に溜まる尿の量を脳に正しく伝えられないために排尿障害となります。
ただ、年齢のせいだとあきらめる必要はありません。病院では様々な改善策を講じることができます。完ぺきではないとしても、悩まなくて済む程度の改善を期待しましょう。
高齢ではなく、40代でも排尿について悩んでいる人が多いと言われています。つまり、高齢者だけが排尿障害になるわけではないのです。また生活習慣病を患っている人の多くが排尿について悩んでいると言われています。不健康と年齢が排尿障害の原因となっているのです。
悩みがあるなら、一度泌尿器科で診察を受けてみましょう。