排尿のしくみ
排尿の仕組みを知ることで、排尿障害にどう対処すればいいかのヒントを得ることができるでしょう。インターネットなどで排尿障害の治療法が掲載されています。自分がどのような症状を持っているか、冷静に判断しましょう。
頻尿と呼ばれるのは1日のうちに何度もトイレに行くことです。もちろん、水分を取りすぎた時には排尿の回数は増えます。アルコールを飲んだ時も同じです。特別な日ではなく、普通の日の状態をチェックしてください。
排尿は膀胱に一定量の尿が溜まった時に行われます。膀胱の神経から脳に情報が伝達されるのです。尿が溜まってくると、だんだんと尿意が強くなります。頻尿はまだ尿が溜まっていないのに尿意がある症状です。尿失禁は自分では我慢しようとしているのに、漏れてしまうことです。尿の状態を自分で把握できないのです。もしくは、尿を抑える筋肉が衰えている状態です。女性の場合は分娩とともに筋肉が弛緩してしまうのです。
人は膀胱に溜まった尿を排出しなければなりません。尿は腎臓で体内の老廃物です。排出しないと、老廃物が溜まっていくことになります。1日に1リットルから2リットル程度の量が出ます。もちろん、個人差はあります。自分がどのような状態なのかは、専門医院で検査してもらわなければわかりません。
排尿障害があると感じているなら、検査すべきでしょう。自己判断は禁物です。排尿の仕組みはかなり複雑です。それぞれの部位が絶妙なバランスを取って機能しているのです。