排尿障害とは

排尿障害とはどのような症状でしょうか。病気とまでも言えない場合もありますが、当人にとっては大きな悩みとなっています。排尿障害は排尿に関する症状ですが、具体的にはいくつかの症状があります。
まず多尿は1日に2.5リットル以上の尿が出る場合を言います。それから、頻尿は何度もトイレに行かなければならない状態です。回数は明確な定義があるわけではなく、一般的には1日8回以上と言われます。尿失禁は自分の意思と関係なく、失禁してしまうことです。尿失禁になると不安感が強くなり、外出もできなくなるのです。
尿閉は逆に尿が出ない状態です。膀胱はたまる一方ですが、排尿できないのですから、かなり苦しくなることでしょう。前立腺肥大症の男性に見られる症状です。
乏尿、無尿は尿の量が極端に少ない状態です。正常な人間は定期的に排尿します。そのメカニズムが異常になっているのです。
そして残尿感は排泄をした後でも残っていると感じることです。膀胱炎などで生じることが多いようです。膀胱内に違和感があるからです。
このように排尿障害はいろいろな悩みとなります。病気と認定される場合もありますし、気にしすぎているとみられる場合もあるでしょう。いずれにしても悩みを解消することが大切です。また、他の病気が原因で排尿障害になっている場合は、原因となる病気を治すことが大切です。
排尿は脳がコントロールしています。トイレがないところでは我慢する仕組みです。適切な排尿は日常生活を送る基本なのです。