排尿障害と妊娠

女性は妊娠して出産した後、排尿障害になる人が少なくありません。原因は分娩時の尿道括約筋の圧迫、腹筋の弛緩、子宮の損傷などが考えられます。症状は尿漏れ、尿が出ない、残尿感、排尿まで時間がかかることなどです。いずれにしても女性としては深刻な悩みでしょう。
くしゃみをしただけで失禁してしまう場合もあります。分娩直後はしかたないとしても、体力が戻ってきたら排尿障害を改善することを考えましょう。腹筋や括約筋を鍛えることで、排尿障害は改善することができます。泌尿器科で診察を受けると膀胱体操などの指導を受けられるでしょう。毎日、自宅で訓練することでよくなっていくのです。
ただ、高齢になると訓練にも限度があります。骨盤低トレーニングによって膀胱周辺の筋肉を鍛えるだけではなく、落ち着いて排尿をすることが大切です。
排尿障害の女性はトイレに入ってから、なかなか出ないことで焦ってしまうのです。落ち着いて、いきまいないようにしてください。妊娠・出産を経験した女性なら誰でもわかることです。産婦人科などでも出産後のケアとして説明を受けることでしょう。具体的な訓練は医師のアドバイスを受けながら、ゆっくりとすすめましょう。
尿漏れが気になる場合はナプキンなどを使用することです。排尿障害については多くの人の悩みとなっていますから、医師もよくわかっているのです。排尿は毎日のことです。気になりだすと、何とかしてほしいと思うのです。インターネットで調べてみましょう。