排尿障害の原因

排尿障害になる人は少なくありませんが、その原因を知りたいと思うのです。女性と男性では排尿障害の原因は異なります。男性の高齢者であれば、前立腺肥大症、神経因性膀胱があります。尿道が圧迫されて尿が出にくいことや、神経の異常による悩みです。これらの症状は薬や手術などを行うほどの重大な症状ではありませんから、多くの男性は悩みながらも日常を過ごしています。
それから女性の場合は、子宮癌の手術などの際に神経が切れてしまう神経因性膀胱が一番多いようです。子宮筋腫や膀胱結石の場合もあります。いずれにしても、手術が必要なわけではありません。
原因はわかったとしても改善のためにできることはそれほど多くありません。行動療法、膀胱訓練が一般的です。排尿障害と言っても、具体的な症状は人それぞれです。まずは排尿日誌をつけてみることをおすすめします。頻尿だと思っているけれども実際に何回トイレに行っているかを数えるのです。泌尿器科に行く前に1週間程度を記録しておくと、話がしやすくなります。医師は患者への問診だけが判断材料です。頻尿かどうかはあなたの申告に頼ることになるのです。話を具体的にするために日誌が有効なのです。
原因を突き止めることよりも、これからをどう過ごすかが重要でしょう。日常生活に支障が出るために排尿障害と呼ばれています。他の病気が潜んでいる場合は、病気の治療が最優先です。ただ、糖尿病など完治が困難な病気の場合もありますから、障害を抑えることを考えましょう。